今注目の年収500万以上稼ぐ仕事
2015年の平均年収を見てみると、労働者の約60%が年収500万円未満であることがわかります。
どんな仕事でも本人の努力と運次第で年収もアップしていきますが、それでも稼ぎやすい仕事と、そうでない仕事があるのも事実です。
では、どんな仕事が年収500万円以上稼ぐのによさそうなのでしょうか。
今注目されている仕事をピックアップして紹介していきます。
状況は刻々と変化する
時代とともに消費者のニーズは大きく変化していきます。
それまで必須とされていた技術が新技術の開発によって陳腐化してしまうことなど、時代が何度も経験している事実です。
働き手の思いは様々ですが、どうせなら給料の良い仕事、やりがいのある仕事に就きたいと思うのは自然な感情です。
社会に必要とされる仕事は一定以上のニーズがあるため、会社にもよりますが給料も悪くないはずです。
では、今注目されている年収500万円以上の仕事にはどんなものがあるのでしょうか。
今注目されている、今後伸びる業界と仕事
医療・介護
少子高齢化が急速に進んでいる日本。
今後も更なる高齢者の増加が見込まれており、医療・介護関連の業界はこれからも成長し続けることが予想されます。
このような状況はかなり前から予想されており、医療介護関連の就業者はここ10年ほどで200万人以上増加しています。
しかし、まだまだ増えていく見込みです。
この業界で、年収500万円以上を狙うとしたら、次の職業が挙げられます。
医師 (平均年収 約1000万円~)
看護師(平均年収 約520万円)
MR(平均年収 約600万円~700万円)
この中でも特に、最近になって注目されているのは、MRでしょうか。
医薬情報担当者(Medical Representative)は、医薬品を適正に使用するために医療従事者にその品質や安全性、有効性などの情報提供を行う仕事です。
また、同じ業界で給料の低いと言われている介護士ですが、やはり地域差があるようです。
東京の介護士の平均年収は529万円であり、大阪は453万円です。
どこの地域で就職するかにもよりますが、国の方針として介護士の給料を引き上げられる可能性は高く、高齢化による需要増加も確実と言えるので、注目しておきたい職業ではあります。
参考:http://heikinnenshu.jp/fukushi/kaigoshi.html
観光・ホテル業
観光業界も注目の業界です。
2017年現在、アジアの経済発展による富裕層の増加により、日本への観光客は増加しており、2020年の東京オリンピックに向けて外資系の高級ホテルも日本に次々と進出しています。
観光業界の仕事としては、ツアープランニング、ツアーオペレーター、カウンターセールス、アウトセールス、ツアーコンダクター、海外駐在員/ツアーガイド、キャビンアテンダントと多岐にわたり、会社組織であるため、事務やその他営業などを担当する人もいます。
同じ業界でも会社によって職種と給料が違うため一概に言えませんが、旅行業界の平均年収は612万円であり、注目の業界と仕事と言えるでしょう。
参考:http://gyokai-search.com/3-ryoko.htm
またホテル業界についても同様です。
どの業界にも言える事ですが、ホテル業界も勤めているホテルによって給料が大きく異なります。
確かに今後伸びていく注目の業界なのですが、2017年現在では、年収500万円以上を稼ごうと思ったら、上場しているホテルの従業員40代の平均年収がそのあたりになります。
先にも説明しましたが、ビザの発給条件の緩和、円安の影響、アジアの所得上昇、カジノの審議、また2020年の東京オリンピックの開催に向けて、外資系の大手ホテルの日本進出が続いています。
法律業界 社会保険労務士
社会保険労務士は労務関係の問題や年金・健康保険を独占的に扱える職業です。
公的な保険は、強制加入が義務づけられているため仕事そのものがなくなることはありません。
現在日本には約4万人の社会保険労務士がいます。
そんな社会保険労務士の平均年収は670万円ほどです。
自宅でもできるため、女性が家事や子育てをしながらできる仕事としても知られています。
主な業務は、人事と労務関連書類の作成代行、年金の相談、労働社会保険手続きの代行などです。
独占業務は社会保険や年金の書類作成・提出業務になります。
事務所を開いて独立することも可能ですが、独占業務の範囲がやや狭いため、コンサルティングや年金相談などからも売り上げを見込む必要があります。
そうなると営業力など別の才能や経験も必要になってきます。
企業内で社労士として活躍する割合も高く、企業の人事部や総務部で活躍する人が多いのも特徴です。
まとめ
今注目の年収500万以上稼ぐ仕事という事で見てきました。
今後注目される業界とその職業をピックアップしていきました。
年収500万円以上を稼ぐビジネスパーソンは全体の9%とも言われており、そこに到達するのはなかなか難しいかもしれません。
年齢や経験、勤めている会社の状況などで自分の給与は決まってきますが、常に周囲にアンテナを張って、どうしたら今よりも稼げるかを考え続けることが年収アップを現実とする一番の方法です。
この記事が読者の参考になれば幸いです。