サービス業は稼げる仕事?稼げない仕事?
みなさんは、サービス業と聞くとどんな仕事が思い浮かぶでしょうか。
飲食、理美容、タクシーの運転手などがパッと頭を掠めるかもしれません。
他にも様々なサービス業があるので、別の仕事を想像した方もいるでしょう。
中には、これからその仕事に就こうかな、と考えている人もいる可能性もあるでしょう。
そんな時に一番気になるのは、やはり年収だと思います。
今回は、サービス業は稼げる仕事なのかどうかを一緒に見ていくことにしましょう。
サービス業の定義
そもそも、サービス業って何?という疑問を抱く人もいるのではないでしょうか。
簡単に言えば、金銭的なやり取りのあとにモノが残らない仕事です。
第一次産業である農林水産業。
第二次産業である製造業、建設業、鉱業。
一次・二次以外の仕事は全て第三次産業になります。
三次産業の中にもサービス業と小売業があるなど、細かいことを言い出せばキリがない状態です。
現在では様々な種類の仕事があり、単純に分類することができなくなっているのも事実です。
サービス業にもいろいろある
先ほども述べた通りサービス業は様々な仕事があります。
普段、自分たちの生活の中で接することの多い仕事が頭に浮かびやすいですが、それ以外にも様々な仕事があります。
また、これはサービス業なのか、それとも違うのか、と議論が繰り返されている仕事もあるようです。
今回はそういうあいまいな仕事もすべてサービス業として考えて、お話をしていこうと思います。
稼げるサービス業と稼げないサービス業
それでは本題に入りましょう。
すばり、サービス業は稼げるかどうか、という問いですが、結論から言えば稼げます。
ただし、稼げる仕事と稼げない仕事がもちろんあるので、それらの仕事に就く必要はあります。
どのような仕事でも同じことが言えますが、誰にでもできる仕事というのは基本的に報酬が低いです。
これはいまさら説明の必要もないのですが、誰にでもできるので代わりはたくさんいるからです。わざわざ高いお金を積んでまでその人に頼むことはしなくてもいい。
逆に報酬が高い仕事というのは、高度な資格や専門知識が必要な仕事、責任の重い仕事などが筆頭に上がります。
では、サービス業の中でどのような仕事がそれらに該当するのでしょうか。
例えば、医師です。
人の命や健康を守る医師は非常に責任の重い仕事と言えます。
また高度な専門知識が必要になってくるので、誰にでもできる仕事ではもちろんありません。
それから弁護士。
こちらも社会正義を実現する仕事です。
医師と同様に高度な専門知識が必要になってきますし、もちろん弁護士資格も取得しなければなりません。
今あげた二つの仕事は、平均年収のランキングでは常に上位に入る仕事です。
稼げるサービス業と言える仕事です。
ただし、なるのもすごく大変なのであり、目指す余裕のない人もいるでしょう。
他にも稼げるサービス業は、たくさんありますので統計をもとに紹介していきたいと思います。
サービス業の実際の年収
毎年厚生労働省が発表している『賃金構造基本統計調査』より、サービス業を抽出したものが以下になります。
航空機操縦士 年収 2056.78 万円
医師 年収 1300.74 万円
大学教授 年収 1079.27 万円
公認会計士、税理士 年収 913.27 万円
歯科医師 年収 896.79 万円
大学准教授 年収 865.97 万円
記者 年収 812.97 万円
不動産鑑定士 年収 729.1 万円
弁護士 年収 719.05 万円
大学講師 年収 709.92 万円
高等学校教員 年収 693.38 万円
自然科学系研究者 年収 665.69 万円
一級建築士 年収 652.63 万円
保険外交員 年収 636.85 万円
電車運転士 年収 622.85 万円
獣医師 年収 614.07 万円
技術士 年収 596.99 万円
歯科衛生士 年収 577.58 万円
システム・エンジニア 年収 560.21 万円
薬剤師 年収 552.62 万円
電車車掌 年収 547.01 万円
診療放射線・診療エックス線技師 年収 545.85 万円
各種学校・専修学校教員 年収 525.04 万円
港湾荷役作業員 年収 523.29 万円
化学分析員 年収 520 万円
臨床検査技師 年収 514.47 万円
社会保険労務士 年収 506.72 万円
看護師 年収 493.79 万円
旅客掛 年収 490.63 万円
自動車外交販売員 年収 485.81 万円
電気工 年収 472.55 万円
歯科技工士 年収 467.61 万円
こうしてみると、実に様々なサービス業があることが分かります。
現在、日本の第三次産業の従事者は7割弱となっていますので、その種類も数も多いのです。
日本の平均年収が420万円くらいなので、それよりも稼げる仕事を掲載しています。
まとめ
以上、サービス業は稼げる仕事?稼げない仕事? ということで見てきました。
サービス業、そのものは定義が広く、また曖昧なので、その中には様々な仕事が含まれます。
稼げる仕事もあれば、稼げない仕事もあるというのが正直なところと言えます。
ただし、種類も多い分、自分にあった仕事を選ぶこともしやすいです。
上に挙げた職業は、一例ですので、探せば他にも稼げる仕事はあります。
また、比較的年収の低い理美容業界などもありますが、これは賞を取ったり、固定客をつかんだりすると年収もどんどん上がっていくこともあるので、やり方次第と言えるでしょう。
本記事が読者の参考になれば幸いです。