どうせなら稼げる仕事がしたい。正社員で雇用してもらえる未経験OKの職業は?
未経験でも正社員として雇ってもらえる稼げる仕事なんてあるのかな?と疑問に思っている人は多いでしょう。
結論を先に言えば、そのような仕事はあります。人材の出入り激しい職業が狙い目になります。
そのような職業はハードですが、未経験であっても即戦力となる実力や資格を持っていて、その業界で活躍できる順応性を備えている場合採用されやすいのです。
そのためには、自身の仕事に対する伸びしろをアピールすることや先に資格を取得しておくことが重要です。
未経験で正社員雇用してもらえて稼げるのは、やはり営業職
未経験で正社員への雇用に対して間口が広い業種として挙げられるのは、やはり営業職となっています。
営業職というのは、基本的に離職率が高い業種だとされていて、基本給が安く抑えられていることが挙げられますが、営業職の基本はインセンティブを始めとする歩合給となっているために、成果を上げれば上げるほど稼げるということに繋がります。
大切なのは、何の営業職ならば未経験での正社員雇用があるのかという問題になりますが、成果を上げた時に評価されやすいのは、不動産や保険などの高額商品を扱っている営業職です。
保険と聞くと高い買い物のように感じないかもしれませんが、1回あたりの保険料が低くても、何十年と支払い続ける商品となっていますので、一生涯で支払う金額としては、人生の三大出費の一つに数えられています。
ちなみに、三大出費の内訳に関しては、家・教育費・老後資金の3つとなっていて、保険に関しては老後資金の中に含まれるということになります。
そのため、家を売る不動産や保険を売るセールスマンは、常に競争意識があり、能力が低い人は淘汰されることになりますが、成果を上げ続けることによって、未経験者でも2~3年も経過すれば年収が1,000万円を超えるということも珍しいことではありません。
ただし、当然のことながら離職率の高い職業となっていますので、生き残れなかった場合には稼ぐことが出来ませんので、その点に関しても注意が必要です。
公共事業の有資格者は人も少なくて狙い目
日本はインフラ設備が充実している国となっていますが、有資格者の数は少なく、近年になって様々な資格が必要になっている状況で、慌てて企業が有資格者を探しているようなケースも多いです。
これは、制度が確立される以前は有資格者を雇用していなくても工事や施工をすることが可能だったのですが、制度が変更されることによって有資格者の雇用が必要になったためだとされています。
そのため、経験者・未経験者を問わずに、有資格者の場合は正社員として雇用されるチャンスが高くなっていて、さらに公共事業に携わる人間として雇用される場合は、民間の大手企業に就職するよりも安定性が高いということにも繋がります。
また、電気やガス、水道といったインフラ事業の場合は、福利厚生や給与が充実しているというケースも非常に多いために、桁外れに大きく稼ぐということは非常に難しいですが、安定してキャリアを積み重ねることによって、日本人労働者の平均年収よりも稼ぐことについては、それほど難しいことではありません。
注意点としては、このような仕事に就くためには、資格を保有していることが条件となっていますが、資格を取得するための条件として「○年以上の業務実績」という条件が課せられていることもあります。
そのため、資格を保有していることによって、未経験者でも稼ぐことが出来る仕事に就ける可能性がありますが、資格を取得するために特定の業種を経験しなければならないということもありますので、その点に関しては気を付けて下さい。
未経験OKで正社員雇用が可能で、稼げる職業を見定めるポイント
未経験者でも正社員雇用が可能という時点で、未経験者に対しても一定のスキルが求められるようなケースが非常に多いですが、未経験者が正社員として雇用されるということと、未経験者が正社員として雇用されて稼げるということについては、原則として分けて考えなければいけません。
年齢や経験を不問として正社員として雇用している企業は数多く存在していますが、その中でも稼ぐことが出来る仕事というのは限られていて、未経験者が入社した後でも必ず努力をしなければならないということが挙げられます。
その中でも、こちらで紹介したような、高額商品の営業職や公共事業の資格所持者のような職業というのは、未経験者でも正社員として雇用される可能性が高く、さらに稼ぐことが出来る仕事となっています。
もちろん、一定以上の努力については必須条件となっていますが、このように未経験者でも正社員として雇用される可能性が高く、さらに稼げる仕事を見定めるポイントというのは、3つが挙げられます。
- 常に人の入れ替わりが激しい職業
- 正社員に特殊な技術や資格を求める職業
- 成果が報酬に直結する職業
これらの条件を満たしている場合は、未経験者でも正社員として雇用されやすく、さらに成果を上げることによって報酬がアップする仕組みが確立されている仕事ということになるために、未経験者でも正社員として稼ぐことが出来るということに繋がります。
これらの条件を満たしながらも、20年~30年先まで安定して稼ぐことが出来る仕事というのは非常に難しくなっていますが、5年~10年で数千万以上稼ぐという目標を持っている方にはオススメとなっています。
また、稼ぐことが出来る仕事というのは、その分だけキャリアを蓄積するということにも繋がるために、転職や独立などを考えたときにも役に立つということは覚えておいて下さい。
「売れるかどうか」の実力重視の不動産営業
未経験でも採用してもらえる可能性の高い職業の一つは不動産営業です。人材の出入りが激しいため常に未経験の人も採用する条件で求人が出ています。しかし、出入りが激しいところから見て明らかですが、仕事がかなりハードなものであることは覚悟しなければなりません。
基本的に、経験よりも「不動産を売れるかどうか」の実力が重視されるので営業力に自身がある人にとってはチャレンジしがいのある仕事になるでしょう。業界標準の宅建資格を取得しておくと採用の可能性が上がります。
また、不動産営業の種類は大きく分けて3つあり給料や仕事の難易度も異なってきます。
1つ目の不動産の売買の仲介営業では新築、中古のマンション、アパート、一軒家、土地の売買を仲介します。不動産探しから始まり、不動産を顧客に販売するまでが一連の仕事になります。
営業が不動産価格の査定も行うために広くかつ深い知識を持っていることが要求されます。
顧客は不動産を借りるのではなく、その不動産自体を購入するのでチェックが厳しく、簡単に販売することはできず難易度が高い仕事になります。しかし、動くお金が大きく、成果報酬が設定されているケースの多い不動産業界では、不動産を販売した分だけ収入につながります。
実力があれば年収1000万円超えを狙える高収入の仕事になります。
2つ目の不動産の賃貸仲介営業では賃貸物件を貸し出したい大家と借りたい顧客との間を仲介します。顧客は不動産を借りるのであり、不動産売買と比べると、お客の数も多く契約し易い傾向があります。こちらは動くお金が少ないので年収は500万円に満たないところが多いようです。
3つ目の住宅販売の営業では一軒家、マンションを顧客に販売します。新築案件が多く、成約額も高額です。注文住宅などは一軒ごとですが、新築マンションは一棟ごとです。一人で複数案件を契約することも可能です。
こちらも不動産の売買の仲介営業と同じで成果報酬も多額なので実力があれば年収1000万超えを狙うことができます。
コミュニケーションが大事!生命保険の営業
未経験でも採用してもらえる可能性の高い3つ目の職業は生命保険の営業です。生命保険の営業の離職率は高く、常に求人を募集しているので未経験の人にも就職のチャンスがあります。
ただし、その分向き不向きがある厳しい職業であることも確かです。人相手ですので、その人との相性や自身のコミュニケーション力に自身がある人、成長意欲の高い人にとってはやりがいのある職業となるでしょう。
基本給が設定されており、その基本給にプラスして成果に応じて成果報酬が支払われる給与形態が一般的です。実力があれば年収は1000万を超えてきます。
多くの求職者が生命保険の営業への就職に関して懸念を持つことは「金融や保険の知識がない」ということでしょう。
しかし、未経験入社を歓迎する傾向の生命保険業界は、営業マンのほとんどは就業当初から生命保険の知識があるわけではありません。
入社後に会社の研修を通して知識をつけていきます。
そうした研修体制が厚いことも魅力のひとつです。また、ファイナンシャルプランナーの資格をとるなりして深い知識を身につけていく人も多くいます。
ただし、知識が豊富なだけでは生命保険の営業は務まりません。顧客の貯蓄、金銭面での将来設計などの顧客が置かれている状況を把握したうえで、顧客に商材を提案するような知識にプラスしたコミュニケーション力が必要となるのです。
安定した収入が期待できる電気工事士
未経験でも採用してもらえる可能性の高い3つ目の職業は電気工事士です。電気工事士とは住宅やビルの配線、電気に関連した器具の設置工事を行う仕事で、有資格者でないとできない業務があります。
未経験でも就業後に見習いポジションで働くことを前提に採用してもらえる可能性があります。有資格であることが仕事に繋がる側面があるため、採用に際しては電気工事士の資格を持っていると大変有利といえます。先に資格を取得しておくと良いでしょう。
電気工事士の平均年収は400万を超えています。また、電気工事士の仕事は幅広く存在します。就職する企業を選ぶ際にはその企業での仕事が稼げる、自分にあっている仕事内容であるかどうかを見極めておくと良いでしょう。
たとえば電気工事士の仕事の中でも夏の繁忙期にガッツリ稼げるのがエアコンを取り付ける仕事です。
前述の不動産営業、生命保険の営業とは異なり成果報酬のような形で給与が大幅に上がることは少ないですが、安定して収入を得ることができますし、実力があれば引く手数多の職業です。
■まとめ
未経験であっても稼げる仕事というのは当記事でご紹介したように入社後の一層の努力が求められてきます。
しかし、その分チャレンジングですし、将来的にも役立つスキル、経験になることでしょう。不動産の営業、生命保険の営業、電気工事士はガッツリ稼ぎたいという人にチャレンジをおすすめします。