今かなり人気で稼げているメンズ脱毛サロン。その独立方法とは?
電車の壁や、雑誌には、これまでかというぐらいに美容関係の広告が掲載されています。
商材の価値が高く、多くの広告費を投下しても、容易に回収できるのでしょう。
結果として、多くの企業がひしめき合う美容業界では、独立した新参者が、既存大手に対抗できることはほとんどありません。
また、そもそも「どのようにして開業出来るの?」といったお悩みもあるでしょう。
まずは保険加入を
自宅開業レベルの独立であり、当初の顧客が顔見知りのみである場合でも、必ず保険加入をしましょう。
世の中には、エステティシャン賠償責任保険・エステサロン賠償責任保険といったサービス提供側が加入可能な保険が数多くある為、自身の提供サービスの大小に応じた保険加入を検討してください。
脱毛サロンは、その提供サービスの特長から、人間の素肌を直接扱うものに変わりはなく、正当にサービスを提供したとしても顧客の抱える肌のアレルギー等の問題により、賠償責任を負わなければならなくなるケースが多くあります。
勿論、一度訴訟でも起こされてしまうものならば、莫大な費用・時間が奪われてしまいますし、個人が対応出来るレベルではないことは、火を見るより明らかです。顧客の荷物盗難から弁護士費用等もカバーしてくれる保険も勿論あります。
費用も年間1~2万円程度です。年間1~2万円程度で安心を買い、顧客に対して良質なサービスを提供出来るようになると考えれば、すぐに元は取れますね。
開業届を出す
税金を納める為には、確定申告が必要となります。その為、開業して一ヶ月以内に開業届を提出しましょう。
開業する前に、必ず戦略を練ろう「既存大手との差別化」
脱毛サロン開業には、レーザー脱毛等(医師免許必要)を扱わない限り、お手軽に開業することが出来ることが売りの一つとされています。
レーザー脱毛を行わなくても、光脱毛やクリームを利用した方法は特別な免許が必要ありませんし、開業場所に関しても自宅の一室を利用した開業が可能です。
しかし、クリームを利用した脱毛は個人でも出来てしまう為、本格的な脱毛サロンとしてのサービスを提供する為には、初期投資として少々高価な器具を買うことはやむを得ません。しかし、既存大手サロンは「少々高価な器具」よりも効果で高性能な器具を多く保有しておりますし、サービス提供を効率化させた結果として、顧客に対して非常に安価に提供しています。
また、顧客にとっても「本当にこの価格設定で利益が出る仕組みなのか?」と疑問に思ってしまうような戦略を実行できるのも、その資本力にあるといっても過言ではありません。
その為、これから開業される場合は、例えば以下観点で既存大手との差別化戦略が必須になります。
・どのような特長に重きを置いてサービスを提供するか
・どのように集客をするか
・新規顧客を集めるのか、既存顧客とのリレーション(CRM)を高めるのか
「どのような特長に重きを置いてサービスを提供するか」「(どのように)既存顧客とのリレーション(CRM)を高めるのか」といった問題は、全て新規顧客を獲得出来た後の話なので、全ては集客戦略に掛かっているといっても過言ではありません。
広告宣伝費が無い状態での集客戦略とは?
既存大手業者は、月間広告費数百万もの費用を投下しています。脱毛サロンやエステ関係は、とにかく投下する広告費が高いのです。
しかし、広告費を十分に確保できない個人経営者(数万円でも躊躇われる方)は、広告代理店が手伝ってくれるはずがありませんから、自ら学習して適切な集客戦略を選択する必要があります。
最低限の初期投資で十分な集客には、Facebookとブログが必須!
既存大手業者が月間広告費数百万を投下しているからといって、その全てが有効に活用されているとは限りません。
広告代理店に丸投げしている状況でしたら、意味ない施策に対して死に金が発生していることは確実でしょう。自身にリテラシーがあれば、一部の分野において大手と争うことは十分可能です。
おすすめするのは、Facebookビジネスページ作成後のページ自体へのLikeAd(「いいね!」を貰う広告)と関連ワードを能動的に利用し、SEOを意識したブログを書き続けることです。
通常のGoogle AdWordsやYahoo!プロモーション広告等のリスティング広告は、広告出稿後に資産が何も残りませんが、こちらの2つは、広告費・時間を投下したことによって資産が発生し、それを利用して効率的に集客をすることが可能です。
(Facebookビジネスページ作成後、「いいね!」を1,000件(1件30円程度)を頂戴することにより、今後Facebookビジネスページで投稿される記事は、ランダムに「いいね!」をした人に対して配信されることにより、無料で広告を配信しているのと同等の効果を得ることが出来ます。)
まとめ
メンズ脱毛サロンは、個人でも独立することは比較的容易です。
しかし、独立が容易であることと気軽に独立が出来る、ということは意味が異なります。その為、独立にあたり必要な準備・申請には時間を惜しまずに取り掛かりましょう。
その作業が、結果として自身の身を守ることになります。また、無事に開業出来たとしても、次は集客で頭を悩まされることでしょう。
しかし、集客に投下できる資源の多寡と、適切な集客の成功は直接的には結び付きません。
世の中のWEBサービスの移り変わりが非常に速いということと、最後はITリテラシーがあることが勝ち(集客)に結び付くということを意識し、メンズ脱毛サロン開業・運営を成功させましょう!