まだ間に合う!30代で稼ぐ方法とは?今からでも間に合う資格
「資格を取得しても、それで稼げるようになるわけではない」「資格を取得しても地道に営業活動をしなければならない」といった発言を耳にすることはないでしょうか。
見方により解釈は様々ですが、「当たっているところもあれば、外れているところもある」です。
司法試験に合格し、研修後に弁護士になったとしても、座っているだけでは仕事が舞い込んでくるはずもなく、いきなり独立に踏み切ったとしても実務経験の無い弁護士に対して、自ら抱えている重大な依頼を任せるはずもありません。
これが当たっているところです。
一方で、弁護士資格を持っているものと持っていないものが、同等の営業力であった場合、もちろん論ずるまでもなく弁護士資格を保有している人の方が、稼げるわけです。何故ならば、提供するサービスに対する単価が圧倒的に高く、そもそも法律によって守られている業務を行うことが出来るからです。
これが、「資格を取得しても、それで稼げるようになるわけではない」の外れている見方です。また、営業力に自信が無く独立に踏み切れない場合であっても、企業や事務所に就職することにより、ある一定(しかし一般人からすると非常に良い)の待遇で迎えられることになります。
20代では、若さゆえの未経験採用により大手企業に就職出来たとしても、30代になってからは資格という適切な武器を持って、社会に揉まれながらも着々と戦略を練ってスキルアップを図る必要があります。
未経験でも、一発逆転が出来る資格
30代では、未経験可の採用にありつける筈もなく、短期間で取得出来るような資格を複数取得しても、直接収入に結び付くことはまずありません。仕事の合間を縫って1年間勉強して取得したとしても、資格試験に集中して勉強している人からすれば短期間と同レベルの労力に換算出来るので、本人が物凄い努力をしたとしても、取得出来る資格のレベルはたかが知れています。
一発逆転が出来る資格は、「弁護士」「司法書士」「弁理士」「公認会計士」「税理士」です。法律系2つ(「弁護士」「司法書士」「弁理士」)、会計系2つ(「公認会計士」「税理士」)であり、それ以外の資格は、やはりサラリーマンとして人事部に評価される際に、評価3が評価3+になったり、4になる程度の影響力しか持ちません。
これは、「社労士」「行政書士」等であり、半年も勉強すれば十分に取得出来てしまう資格を指しています。「弁護士」は言わずもがな30代で挑戦している人は数多くいますし、取得した後も中堅法律事務所であれば、十分に入所することが可能です(最大手は、新卒・最上位大学卒業という学歴が前提になってくるため、ほぼ不可能ですが…)。
「司法書士」「弁理士」は、事務所所属という方より独立心が強い性格があり、一概に事務所所属であることの年収の良さを語ることが出来ませんが、実務経験があれば、すぐに独立が出来る為、一発逆転が出来る資格と言えます。
「公認会計士」「税理士」は、大手4代監査法人と、そのグループ企業では、多くの求人を扱っていますし、サラリーマンとして職が見つからないということは、まずありません。
さらに、専門知識を活かした実務を学ぶことにより、法律系資格同様に、すぐに独立することが可能です。
一方で、「社労士」「行政書士」は、その試験のハードルが高くないことから、独立をして生計を立てるにも広告代理店マン並みに営業をしなくてはなりません。
また、顧客単価が非常に安い為、多くの顧客を常に抱える必要があります。
特に「行政書士」は、公務員を20年続けることにより、公務員に対して自動的に付与される資格である為、独立はおろか、社会人が行う副業としても、価値が高い資格とは言えません。
その為、専門資格といった名前や資格予備校の広告に踊らされて意気揚々とガムシャラに資格勉強をするのではなく、まずは実態を知ることが何よりも大事になります。
社会人が取得することにより、間接的に稼げるようになる資格とは
それでは、一発逆転が出来ない資格以外は意味がないのかと言うと、勿論そんなことはありません。勿論、サラリーマンとして”稼ぐために”取得する資格としては十分役に立つものです。
大企業の経理部である社員が、「社労士」を取得することにより希望していた人事部に配属される可能性は高まりますし、人事部に異動して業務経験を積むことにより今後のキャリアパスを広げることが出来ます。
また、「行政書士」を取得することにより、未経験ではあるものの法務部に異動出来る可能性も高まります。つまり、資格を取得したという事実が、収入アップへの間接的な道になることが十分に有り得るのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。30代で稼ぐ方法とは、2つに大きく区分することが出来ます。資格を思う存分活かして独立出来る状態になるという直接的な方法と、あくまで企業の中でキャリアパスを広げる為にという間接的な方法です。今現在の貴方の置かれている環境を考慮し、今後の方針を検討しましょう。